15年で標高が7m高くなったカナダ・ローガン山
山が15年で7mも標高が高くなったという。
その原因はなんなんだろうか?
記事中には、15年前の観測データが誤っている可能性と山頂付近の積雪が増加したために7mの観測誤差があったのではないか?としている。一方で、7mもの積雪があったとは思えないとも書いている。
さて、本当に積雪だろうか?悲しいかな自分はその反対ではないかと思えた。
その前に、カナダローガン山はカナダとアメリカ(アラスカ)の国境近くにあり、氷河に囲まれている。氷河に掘削孔をあけてその鉛直な穴が氷河の流動によって傾斜していく経過から氷河の動きを観察している。その観測点、標高3000m付近では2002年冬に5.5mの積雪が記録されている。山頂で7mの積雪は現実的でない数字であるようだが、観測誤差との総合で考えた場合あり得ないような気もする。しかし山頂という狭い範囲にそんなにも積雪するものなのだろうか?
一方で自分が最初に思い当たったのが氷河の後退である。氷河が流出し、新しく冬期に積雪下雪は翌年の夏に溶け流れ、氷河おも浸食しているのではないか?地球規模で怒る温暖化によって氷河は年々溶け出し、ローガン山を中心とした氷河もその影響下にあって年々後退しているのではないのか?もしそうならば、年間に何万トン・何億トンもの氷河が水となって流出し、氷河がやせてきていると言うこと。
そしてそれは大地の上に覆い被さっていた重りがなくなると言うこと。それは重りによって押さえられていた大地が、重石の消失によって徐々に浮き上がってきたのではないか?というのが自分の考え。15年で7mは劇的な変化と言って良いと思う。
もしそうならば、そして今後も氷河消失が継続していくならば指数関数的に氷河の流出量が増加する。そして重りを失った大地は、もっと劇的な変化=地震を起こすのではないか?とも思える。
ま、高校時代地学を選考せず、NHK・TV高校講座で東大・竹内教授の講義を1年間視聴しただけの自分の知識では、安物のSFにしか成りえないか?
そんなシナリオなら専門家がもうすでに書いているだろう。


> 輪人さん
そうですよね・・15年は地学的には一瞬です。15年前の測定も衛星を使った計測ですが計測器の進歩で精度が飛躍的に増したのでしょう。麓付近ではわずか2年間で5.5mの積雪があったのですから、山頂付近で7mの積雪もなくはないでしょうね。
海水面上昇の一方で高緯度地域では隆起が起こって新たな陸地が産まれたりすると、帳尻が合うような気もします。帳尻って、陸地の面積だけで、そこに住めるとは限りませんが・・・
投稿: nobsan | 2008年11月22日 22時30分
いつも楽しい記事の紹介、ありがとうございます。
さて、 普通考え付くのは測量の誤差。積雪の変化もあるでしょうね。氷河の後退による隆起・・・は少ないのではないかと思います。うろ覚えの知識ではスカンジナビア半島が現在も氷河後退の影響で隆起を続けていて、その量が1万年で100m程度だとか。地学的な隆起はこの程度なのです。少なくても知られている限りでは。
それに比べるとこの山の標高変化は大きすぎるのではないかな・・・と。わずか(そう、地学的変化にとって、15年はわずかとしかいえないのです)15年で山頂が15mも隆起するほどの地形変化があったならば、周囲もそれなりに影響があるはず。まあ、記事で判断する限りそのようなことは記されていないし、影響がゼロとはいえないけどまあ、少ないかな・・・と。
温暖化がどうこういわれていると、あんまり気持ちのいいもんではないです、実際。
投稿: 世辺輪人@受験生の父 | 2008年11月22日 09時20分